サスキア・オルドウォーバース展@オオタファインアーツ

森美術館で出合った2作品「プラシーボ」「キロワット・ダイナスティ」が衝撃的だったので、最新作である「デッドライン」を見ることができる勝どき駅近くのオオタファインアーツへ行った。ビルの一室にあるのだが入り口が分かりにくい!「引越しのお知らせ」ページを見て居なかったら気が付かなかったと思う。人荷用、貨物用のエレベータが2台、殺風景に並んでいるだけ。。。人荷用エレベータで4B階に着いたら、開いた扉の向こうで暗闇に映像が浮かんでいた。思っていたより狭い。3人か4人が座れるベンチがポツンと置いてあるだけ。幸い私が行ったときは誰もおらずゆったり見ることが出来た。ただ、残念なことに森美術館で上映していたような日本語字幕は付いていない。森美術館で買ったパンフには「デッドライン」の内容抜粋が出ていたので雰囲気を思い出しながら映像に見入った。オルドウォーバースが西アフリカに滞在した時の体験が作品のベースになっているとのことで、心なしか映像も渇いている感じ?プラシーボやキロワットダイナスティが全編液体な感じなのでちょっと違う印象を受けたが、にょろにょろしてる物体の動きは面白かった。あと、ウサギのキャラが妙でかわいい。
隣接する小部屋でオルドウォーバース自身が西アフリカ滞在中に撮った写真が数十枚展示してあり、映像との関連が感じられて面白かった。にょろにょろしているのは絶対アフリカのヘビをモチーフにしたんだと思ったのだが、写真に似たイメージでどこかの建物のタイルか何かだったのが意外だった。