邪道な練習?

皆川厚一氏の著作の中で、練習している曲を録音して持ち帰ろうとしたら、師匠から「お前の師匠は誰だ?機械か?」と怒られたというような話がある。。。ガムラン体験講座の先生も「本来楽譜に書き起こすこと自体不本意」と言っている。やはり師匠から口伝で覚えるのが原則なのだなぁ、効率の善し悪しとは別次元の価値観があるのだなぁ、などと思いつつ、しかし限られた時間で曲を仕上げるためには仕方ない、と割り切って邪道な自宅個人練習を開始。


学生の頃に購入し使い方さえほとんど把握していないMC-303というちぃちゃいシンセサイザー(?あまり音自体はいじれないのでどちらかというとシーケンサ)を取り出し、苦心してマニュアルを読みつつまずはBarisのコテカンをリアルタイム入力で登録。ポロスとサンシをそれぞれ入力して同時に再生してみると、意外にそれっぽく聞こえるではないか。このシンセはリズムパート1トラック、その他7トラックの8トラックに分けて入力、再生できるため、さらにリズムパートに"クンダンのつもり"、"カンティルのつもり"のパートを入れた。全部再生したり、一部のパートだけ再生したりしてかなり楽しい。でもBarisは頭に入っているので以上はMC-303の使い方練習。


では当初目的の"Sinom Ladrang"を、ということで今度はリアルタイム入力ではなくステップ入力を試してみる。トロンポンのメロディを何度かやり直しようやく入力できた。そしてこれを再生しながらひたすらポロスとサンシのパートを練習。。。のべ2,3時間やっていただろうか。ようやくほぼタイミングが掴めたような気がする。次回ちゃんとガンサで叩ければ良いなぁ。そしてさらにクンダンの方も、、、と思ったが時間切れ。また明日だなこりゃ。