「ガセネッタ&シモネッタ/米原万里」

読了。米原万里の著作を読むのはこれで3冊目。ふと手に取った「真昼の星空」を読み、次に遡って「真夜中の太陽」、そして今回がこれ。すべてエッセイ集ですね。
ロシア語通訳としての様々な経験談が詰まっています。語り口は軽妙だけど内容は辛辣で痛いところをずばっとつかれて思わず笑ってしまう、そんな感じです。「言葉」や「日本語」という普段あまり意識することなく使っているものについて、改めて考えさせられました。まだまだ面白い著作が他にもありそうなので嬉しい。

ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫)

ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫)