「私が語りはじめた彼は/三浦しをん」

ちょっとダークなサスペンス物。
ある一つの話が、関連するいろいろな登場人物の視点で語られ徐々に明らかになって行く。なかなかこういう話を表現するのは難しいと思う。作者の筆力を感じる。

私が語りはじめた彼は (新潮文庫)

私が語りはじめた彼は (新潮文庫)


「戦士志願/ロイス・マクマスター・ビジョルド」

マイルズとデンダリィ傭兵艦隊もの。私はファンタジー作品(チャリオンの影)からビジョルドに入ったがなるほどこちらのスペースオペラ物も面白い。ごりごりのハードSFではなくてキャラクタ達の人間臭さが魅力。いくらなんでもこんなにうまく提督になれるかーっという突っ込みをしたくなるが、軽妙な語り口で引き込まれる。

戦士志願

戦士志願

「親愛なるクローン/ロイス・マクマスター・ビジョルド」

マイルズとデンダリィ傭兵艦隊もの。「戦士志願」の次に読んだけど、創元社のシリーズ紹介ページ見たら、ストーリー的な順番だともっと隙間の作品があるみたい?とはいえ、内容は独立してまとまっているので特に問題はなさそう。今回の話はマイルズのそっくりさんが登場。楽しく読んだ。

親愛なるクローン (創元SF文庫)

親愛なるクローン (創元SF文庫)