なれる!SEシリーズ第3弾。
今回のテーマは提案活動。とある企業の構築案件のRFPに対して、弱小企業に属する主人公が、普通に考えたら敵うはずもない巨大企業との受注競争を繰り広げる。ディテールは現実世界そのものに限りなく近いのに、これだけわくわくさせる展開に持っていけるのが素晴らしい。一気に読まされてしまった。痛快。
- 作者: 夏海公司,Ixy
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2012/10/04
- メディア: Kindle版
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ニャル子シリーズ第9弾。作者曰く「劇場版的なノリで書いた」との事で確かにちょっといつもとは趣向を変えた感じ。何者かが過去に干渉してニャル子達が存在しない世界へ変質してしまうという劇的な導入。久しぶりにこのシリーズで「本を読んだ」感を味わった気持ち。毎回このくらいのインパクトが欲しいな。面白かった。
乙一のデビュー作。17歳でこれを書いたという事を知って驚愕。死体の一人称で書かれているのも不思議な感触だしストーリーの構成も良くできている。印象的な作品。
ニャル子さんシリーズ第8弾。
以前の話で出てきてたこ焼き屋になったルーヒーが再登場。種族間抗争を超えた想いを胸に主人公達の学校へ教育実習生としてやってくる。
子供の頃の家庭環境に問題があって心に傷を持つ主人公が、とある子供の両親の離婚を避けるために奔走し事件に巻き込まれていく。シリアスになり過ぎずゆる過ぎず、気持ちの良い感じで話が進んで読みやすい。他人の問題を解決する話しと、その中で主人公自身の成長という大きく二つのテーマが描かれる。面白かった。