虚実妖怪百物語/京極夏彦

久しぶりに京極夏彦作品を読む。なかなかの大作。虚実(うそまこと)とタイトルにあるように、登場人物は実在の作家や編集者の名前が沢山登場、架空の登場人物も沢山登場、入り乱れて物語が進む。今までの京極夏彦作品とはちょっと傾向が異なる印象。私は筒井康隆の例えば俗物図鑑に雰囲気の類似をそこはかとなく感じた。ちょっと退屈かなあと思った部分もあったがまとまりが一見なさそうな話も最後まで読むと一応統一感もありまあまあか。


虚実妖怪百物語 序 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 序 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 破 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 破 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 急 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 急 (角川文庫)

シアター!2/有川浩

シアター!」の続編。まだ300万円の負債のうちごく僅かしか返済の目処が立っていないのだから続編があるのは当然。と思っていたら有川浩はこの続きを書いて完結させる気がないらしいということがネットの情報を散策していて分かってしまった。せっかく面白いのに残念。いつか気が変わって描いてくれる日を気長に待つことにしよう。。。


シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)

シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)

有川浩脚本集 もう一つのシアター!/有川浩

シアター!の別冊。脚本の形で「シアター!2」で語られなかったエピソードが語られる。なかなかこれも面白かった。


這いよれ!ニャル子さん4/逢空万太

懲りずにシリーズ第4弾を読了。主人公・真尋の母親が登場。それから美少年キャラも登場。
相変わらず読み終わるとすっと頭から抜けてしまうがまあ読んだ。


這いよれ! ニャル子さん 4 (GA文庫)

這いよれ! ニャル子さん 4 (GA文庫)

Oh!MOMONGA 11thライブ「嘘の嘘はほんとかな?」@横浜O-SITE

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活動を休止していたOh!MOMONGAの活動再開ライブ。会社都合で30分くらい遅れてしまったのが残念だが期待どおりの楽しいステージで非常によかった。
横浜O-SITEは初めて行くハコだったので駅に着いてからもちょっとタイムロス。会場まえに到着した時に扉の向こうから「I love you」の歌が漏れ聞こえてきた。曲が終わったところでそっと入場。全席指定で椅子席。客の集まりは良かったようで遅れて入ってきたのは私以降は1人くらいだった。こういうことにならないように会社早出して1時間早く上がる計画だったのに!悔しい。
このハコ初めてだが音が良い。音量バランスもバッチリで素晴らしい。Oh!MOMONGAの2人のハーモニーはとてもキレイで音響も良く本当に気持ちよく聞くことができた。私が入場したあと一曲くらいまでが2人で歌い、その後バンドメンバーが登場してバンド形式でのライブとなった。
曲はメジャーどころとニューアルバムの中からバランスよくという感じ。ラスト近くに名曲「六浦駅」。やはり心に沁みたよ。良い曲。
最後の曲演って一旦退場。アンコールの拍手が鳴り響くがなかなか登場しない。あれれどうなってるのかな、と思ったら5分後?くらいにようやく登場。2人ともニューアルバムのジャケ写真の時と同じ服装。なるほど、それで時間かかったのね。アンコールは「コイニオチタラ」。なかなか盛り上がって終了。こがゆきのが名残惜しげにジリジリと袖に引っ込んで行ったのが印象的。あとで本人のツイッターで読んだのだが、全ての客席に視線を投げていたためらしい。Oh!MOMONGAの良い歌、良い人たち、な感じがより印象付けられる話だと思う。
これから是非活動を活発化して欲しいところ。
ライブ終了後に新譜を購入。サイン会もあって参加したい気持ちはあったのだが、長蛇の列なのと、参加者の女性率の高さ、年齢層の若さに己の場違い感を強く感じたので潔く諦めて会場を後に。駅前の路上で天ぷらそばを食してお腹の中もあったかになってから帰宅。良い夜でしたわ。
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コサギちゃん

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木金と体調崩して休んでしまったので今日は出社。途中で出会ったのがコレ。水路をひょこひょこ歩いている小ぶりな白鷺。調べてみたら白鷺には主に大きさが違うダイサギチュウサギコサギといるそうだ。こいつは大きさもちいちゃいし、指が黄色、そして頭の後ろの2本の冠毛(夏)が生えてるという事でコサギに確定。近づいたら気弱そうな目でこちらを見ながらひょこひょこ逃げていった。卑屈そうな雰囲気がちょっとイマイチだがこいつはこいつで結構かわいい。また出社前にちょっとだけ癒されてしまったよ。

原マスミと青葉市子@下北沢440

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久しぶりの下北沢440でのライブ。ここ数年追っかけ中の青葉市子と、以前CDに衝撃を受けていつか生で聴いてみたいと思っていた原マスミの2マンライブ。青葉市子は安定のハイクオリティ。原マスミはさすが活動歴40年以上の貫禄と存在感で非常に良かった。後半は2人のデュオ。これも良いバランス感で聴き入ってしまった。すばらし。
アンコールは2人で「ムーンリバー」。良かった。
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