Amazon Prime Videoで鑑賞。
スティーブン・キングの原作がとても冷たくイヤーな読後感で印象に強く残っている。映画ではこれをどのように表現しているかと期待して観た。
もちろん小説と映画ではそれなりに異なる点はあるにせよ全体としては雰囲気を良くとらえて映像化していてキングの世界観にあっていると思う。やはりとてもイヤーな話だ。
あえて言うと、となりのおっちゃんが猫の件で秘密の沼地を教えちゃうのが安易すぎるように感じてしまうところが少し残念か。少女の深い悲しみを何としても救ってあげたいと思わせるだけの十分なおっちゃんと娘のエピソードがもう少しあると良かったかなあ。映画の時間枠で仕方なく削ったとは思うのだけど。
あと娘役のジェテ・ローレンス(Jete Laurence)がとてもかわいいのとかわいくないところのギャップが好き。
ちなみに、共同墓地という意味の「セメタリー(semetary)」が「セマタリー(sematary)」となっているのは子供たちが作った墓地の看板が"Pet Sematary"と誤ってスペルされていると作中で記述されていることによる。邦題ではセメタリーと書いてあったりセマタリーと書いてあったりちょっとバラついているが、少なくとも深町眞理子はこれを原題に忠実に「セマタリー」と訳している。
仙波清彦 Produce 未唯mie Sings 新春 "Pink Lady Night" 2024 @目黒BLUES ALLEY JAPAN
新春恒例のピンクレディナイト。聴きに行くの3回目。何回観ても見飽きないゴージャスで楽しくて多幸感で満たされるステージ。未唯mieの歌とビジュアルの強烈な存在感が重心を取り、手練れのミュージシャン達がそれぞれの個性を発揮し、観客も思い思いな形で声援を送って、一つの大きなエンターテイメント空間として圧倒的なエネルギーとなって押し寄せる。これはもうお祭りわっしょい。今年も楽しかった!
久米大作、白井良明、バカボン鈴木、村田陽一、高橋香織の大御所の中に、今回ははにわオールスターズにも登場してとても素晴らしかったSATOKOが参加。大西英雄とのツインドラムでこれまた最高。
カルガモーズの和楽器隊と多国籍パーカッション隊も最高。アナウンスなかったと思うのだが出演予定のMa*Toが不在だったのだけちょっと心配。どうしたMa*To。
そしてすべてをまとめ上げて指揮しつつ要所を軽妙に締める仙波師匠。
みなさん毎年楽しいステージをありがとう。また来年是非に。
- 未唯mie (vo)
- 仙波清彦 (Cond/Per/小鼓)
- 久米大作 (Arr/Key)
- 白井良明 (g)
- バカボン鈴木(b)
- 村田陽一(tb)
- 高橋香織 (vln)
- 渡部沙智子 (cho)
- 葛岡みち (cho)
- SATOKO (dr)
★カルガモーズ
- 福原寬(1/20-2部) (笛)
- 福原寛瑞(1/20-1部) (笛)
- 梅屋巴 (大鼓)
- 堅田新一朗 (小鼓)
- 安倍真結 (小鼓)
- 大西英雄 (dr)
- Ma*To (tabla) (1/20 欠席)
- 小林武文 (tabla)
- 村瀬“Chang・woo”弘晶 (bongo)
- 石川雅康 (djembe)
- ease;me泉 (per)
- チェ・ジェチョル (chango)
★エターナルドラマー 村上“ポンタ”秀一
九杯目には早すぎる/蒼井上鷹
ミステリ短編集。気楽に読めてそれなりに楽しい。
微妙に意味が分からないものもあったがそれは私の理解力のせいか。
ちなみにタイトルはミステリの古典「九マイルは遠すぎる」へのトリビュート。
- 大松鮨の奇妙な客
- においます?
- 私はこうしてデビューした
- 清潔で明るい食卓
- タンバタン!
- 最後のメッセージ
- 見えない線
- 九杯目には早すぎる
- キリング・タイム